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驕れる者も久しからず

高校のときに覚えさせられたのだ。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。

平家物語の冒頭部分に「驕れる者も久しからず云々」とある。
今回の衆院選は、驕れる者がただ春の夜の夢となったのだと思ふ。

かつて、驕れる者どもはその数を頼りに、小選挙区制を採択したのだ。小選挙区制は少数意見票が死に票となる、民主主義に反する選挙制度なのは明らかなのに、「民主」を党名に掲げる某党はその名に反して・・・。
当時の野党第一党の某社会党がもっときちんと仕事をしてたら、野党があれだけ反対した選挙制度だし、結果は違ってたのかもしれないけど、某社会党は既に不甲斐ない状態だったからねぇ。自民と連立組んで党益が得られたところってないね・・・、残念ながら。

まあそれはそれとして、当時は数を頼りに小選挙区制を採択して、某“驕れる党”は「これで未来永劫安泰だ」と考えたはずなのだ。

それなのに今回の衆院選の結果は。

これほどまでに大敗したのは、小選挙区制のせいだと思ふ。
まあ、中選挙区制だったからといって、某“驕れる党”が議席を減らさなかった道理はないけど、これほどのダメージはなかったはず。今回の敗北は自ら蒔いた種の根に足をすくわれている図で、滑稽なのだ。

国民はバカではない。
今回は“驕れる”党に対して「もう騙されないぞ」という意思表示をしたと思う。頭を冷やせと。そして与党経験のない今度の某党に対しては、不安に思いながらも部下を育てる上司の親心で「まずはやらせてみよう」と判断したのだ。

さて、こんどの党名に「民主」を掲げる某党もまた驕れる党になるのか、あるいは主権者が誰なのかきちんと弁えた行動をするのか、おそらく「今回だけは」支持してみた多くの国民たちは楽しみに見ていると思うのだ。

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コメント

  1. いんちょー より:

    P.S.

    国民はバカではないと思ふ。
    でも、某森田氏を知事に祀り上げた千葉県民はバカだと思ふ。

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