冒頭に「見積りとはプロジェクト計画」とあり、全編通してこのコンセプトが貫かれている。
見積りに必要な要素が網羅的に書かれているので、誰も教えてくれる先輩がいないような環境で、見積書を作ったり、RFPへの提案書を提出したりしないといけない状況に、仮になったとしたらこの書籍を読み込んで書かれている通りに資料を作れば、それなりの形にはなると思う。
しかし現実的にそのような場面があるのかどうかは疑問があり、大抵の場合はある程度の経験を積んだシステムエンジニアが、社内で上司の指導を受けながら見積書や提案書を作るのではなかろうか。そうするとこの書籍に書かれている、見積りの周辺の知識は経験知で賄えてしまい、ともすると雑音になってしまう可能性もある。特に第1章、第2章はもっとサラッと流しても良いかもしれないし、最後の第7書籍は見積りというよりプロジェクト管理の話に重心が傾きすぎて、最後には「何の本を読んだんだっけ?」と感じてしまった。
今すぐ見積りを作らないといけない人ではなく、若手SEで将来に備えて勉強しておくのには適しているかもしれない。
見積りに必要な要素が網羅的に書かれているので、誰も教えてくれる先輩がいないような環境で、見積書を作ったり、RFPへの提案書を提出したりしないといけない状況に、仮になったとしたらこの書籍を読み込んで書かれている通りに資料を作れば、それなりの形にはなると思う。
しかし現実的にそのような場面があるのかどうかは疑問があり、大抵の場合はある程度の経験を積んだシステムエンジニアが、社内で上司の指導を受けながら見積書や提案書を作るのではなかろうか。そうするとこの書籍に書かれている、見積りの周辺の知識は経験知で賄えてしまい、ともすると雑音になってしまう可能性もある。特に第1章、第2章はもっとサラッと流しても良いかもしれないし、最後の第7書籍は見積りというよりプロジェクト管理の話に重心が傾きすぎて、最後には「何の本を読んだんだっけ?」と感じてしまった。
今すぐ見積りを作らないといけない人ではなく、若手SEで将来に備えて勉強しておくのには適しているかもしれない。


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